[宅建]勉強期間半年で独学で宅建に合格した話[合格体験記]

私は大学生のころ、完全独学で、宅建士試験に合格しました。

今回は、その時の体験談をブログ形式で書いておきたいと思います。

なぜ宅建に挑戦したのか?

恥ずかしながら、私の大学生時代は失敗続きの時間でした。

入学してすぐに学校になじむことができず、また授業や学生生活に異議を感じられないまま半年間の不登校。

そのあと何とか単位を取り、卒業こそできましたが部活は中途半端に退部、就活もうまくいかず。

このままみじめなだけの大学生活で終わらせたくないとの思いから、資格を取得することを考えました。

難しい試験に合格すれば、自分が正当化できるのではないか。

そういった思いから、本屋の試験テキストコーナーを訪れたのです。

そこで初めて出会った名前、「宅建士」。

調べれば、不動産業界必須の資格で、合格率15パーセント程度の難関試験。

テキストをペラペラめくると、初めて出会う業界用語と難しい法律の羅列。

よし、これだ。

これに合格すれば、私は自信を取り戻せる。

私は直感し、宅建士を受験することを決断したのです。

宅建試験対策 やったこと

テキストをノートにまとめる

なかなかに分厚いテキスト、そのまま読むにはカロリーが高すぎると感じました。

それで、学校で身に沁みついた手法である、「ノートづくり」に着手しました。

結論から言ってしまえば、これはする必要はありませんでした。

理由は簡単。効率が悪いからです。

実際にやって感じたことは、とても時間がかかる割にはすぐに内容を忘れてしまう、ということです。

人間の脳は、1回をじっくりと行うよりも、スピーディーに同じ内容を繰り返し覚えるほうが、長期記憶の定着につながるようにできています。

私も、一か月かけて1分野を終わらせ、次の一か月で次の分野を終わらせて、 

ひとつ前の分野に戻るとほとんど忘れていました(笑)。

勉強も、脳の特性にのっとって行わなければ非常に非効率な結果になってしまうのだな、と実感。

ちなみに、私はいわゆる「書いて覚える」タイプで、学校の勉強の内容もそれでついていけたという経験があるのでノートを使うことがありますが、

それが苦手な方は本当に勉強に「書く」行為を排除したほうがいいと思います。

理由はいやなことをやれば、勉強それ自体が苦行になってしまうからです。

YouTubeの動画を見る

時代ですね。

今の時代、スマホとイヤホンさえあれば、いつでもどこでも、動画で勉強することができます。

特に宅建試験の解説の動画は十分なほどにアップロードされているため、正直テキストを買う必要がないです。

私もYouTubeの恩恵にあやかって、動画を見まくりました。

私が見ていたのは、あこ課長のYouTube動画です。

(6) あこ課長の宅建講座 - YouTube

ほかのYouTuberの方は、過去問解説などに注力している一方、あこ課長さまの動画は試験範囲の一通りの情報を網羅しています。

そのため、深く考えずに動画を順番に見るだけで、試験に合格するだけのインプットが可能。

まさに、このチャンネル一つで合格、といっても過言ではございません。

実際私も、すこし空いた時間に繰り返し動画を視聴することで、スピーディーに繰り返し学習ができました。

もう一つ、棚田行政書士の不動産大学もおすすめです。

(6) 棚田行政書士の不動産大学【公式チャンネル・宅建】 - YouTube

特に、語呂合わせ動画が非常におすすめです。

資格試験の苦しい部分、「とにかくおぼえるしかない」知識を、リズムに乗せて歌うだけで問題が解けるようになってしまいます。

うまく動画を活用すれば、本当にテキストいらずです。

実際私も、このころはテキストはわからない知識をちょっと確認するだけのサブ的な使い方しかしていませんでした。

過去問、問題集で修業する

動画での学習は、とても便利なものです。

しかし、所詮動画を見ただけです。

実際の試験の問題は、似たような知識を選択肢に入れ込み、積極的に間違ってもらうようにできています。

大半の受験生が陥りがちな、「まあまあわかっている状態」だと、雰囲気で間違えまくって、本番では通用しないのです。

そこで、自分が何をわかっていないのか、もっと言えばどこを出題者は間違ってほしいと思っているのかを分析する必要があるのです。

そこで、過去問の登場です。

過去問を解いて正解することがアウトプットのゴールだと考えている人がいますが、それは理解が浅いでしょう。

過去問こそが、自分の知識の穴と、試験の傾向、出題側の心理を読み解く超重要な学習の軸なのです。

そして、間違えた部分、その周辺知識を動画などによって知識を補充。

場合によってはきちんと自分で図を作成し、細かいところを整理することでいじわるなひっかけ問題にも対応できるようにします。

この過去問で間違える→動画などで知識補充→過去問に再挑戦、というサイクルを回すことが最高効率の試験勉強となります。

私もこのサイクルを回し始めた直後、今までの理解度からは段違いの学習ができるようになったと感じました。

動画だけだとどうしても、解像度がふわふわなんですよね。

過去問が自分の弱さをあぶりだしてくれるので、スパルタ的にその弱さを克服する。

これを繰り返すことで、模試も安定して40点以上の合格ラインに乗せることができました。

いざ本番 結果はいかに・・・

模試で自信がついていたので、軽快な気分で電車を乗り継ぎ、試験会場まで。

本番では、権利関係でテキストの範囲とは全く関係ない部分が2問でて、慣習にとらわれない今年の出題者はロックだなぁと思いましたが、そのくらいです。

試験というのは大体本番の前に受かるかどうかは決まっているわけなので、本番は気負わずトライすることができたと思います。

一か月後、試験結果が返ってきまして、点数は42点。

難化したといわれているなかでは、まずまずの結果だったのではないかと思います。

まとめ

いきなり過去問から始めてしまったほうがよかったな、と思っています。

当然まったくわからないし、全問不正解になって脳に負荷がかかりますが、その状態が一番学習に向いているのですよね。

筋トレと同じで、どれだけ負荷をかけるのか、と、続けられるのか、ということが両立できれば、数か月で合格ラインに乗る試験だと思います。

皆さんも、宅建をとりたいな、と思ったら、無駄な口座や通信教育は今すぐやめて、過去問を手に取りにらめっこすることをお勧めします。

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